肩が痛い(ズキズキ、右だけ/左だけ)

肩が痛い(ズキズキ、右だけ/左だけ)

肩が痛い(ズキズキ、右だけ/左だけ)肩の痛みは、受診せず放置されることも少なくなく、気づいたら動きの制限も出て治療に時間がかかることは珍しくありません。肩の痛みの症状、原因、診断方法、そして治療について詳しくご説明します。

肩が痛いなどの
症状が生じるとき

「肩の痛い」状態は、以下のような日常生活でよく見られる状況で感じることがあります。

①荷物を持ち上げるとき

特に重い荷物を持ち上げると肩に痛みが現れます。

②腕を動かすとき

肩を中心とした腕の動きが困難になることがあります。

③長時間のデスクワーク

筋肉の緊張からくる痛みが発生します。

④寝ているとき

寝方や枕の高さが不適切な場合、肩に痛みが出ることがあります。

⑤スポーツ後

特に肩を多用するスポーツをした後に痛みが現れます。

⑥ズキズキとする痛み

頻繁にズキズキとする痛みがある場合、深刻な問題の可能性があります。

⑦右だけ/左だけの痛み

片側だけに痛みが集中する場合、特定の原因によるものかもしれません。

肩が痛くなる(右だけ/左だけ)
原因・疾患

「肩の痛い」症状の原因となる疾患には以下のようなものがあります。

①五十肩(肩関節周囲炎)

関節を包む膜が硬くなることで肩の可動域が制限され、痛みを引き起こします。

②肩峰下滑液包炎

肩の骨と腱の間の滑液包(クッションの役割を果たす組織)が炎症を起こし、肩に痛みが出ます。

③ローテーターカフ損傷

肩の筋肉や腱が損傷すると痛みが発生します。

④鎖骨骨折

事故や落下などで鎖骨が折れると肩に激しい痛みが出ます。

⑤骨粗しょう症

骨が弱くなり、脆くなる病状です。これにより肩が痛むことがあります。

⑥関節リウマチ

自己免疫反応により関節が炎症を起こし、痛みが出ます。

⑦肩関節脱臼

外部からの衝撃で肩関節が正常な位置から外れると痛みが出ます。

診察・診断方法

「肩が痛い」と感じたときには、以下の診察・診断方法で症状の原因を調べることがあります。

①医師の診察

医師は痛みの程度や発症のタイミング、具体的な痛みの位置、動作時の痛みの変化などを確認します。

②画像診断

レントゲン、MRI、超音波診断等の技術を用いて、肩の内部の状態を詳細に調べます。これらの技術を用いると、肩の骨、関節、腱、筋肉の状態を非常に詳細に確認でき、疾患の原因を見つけることができます。

※痛みが持続する、夜間に悪化する、手足に力が入らない等の症状がある場合、当院へご相談ください。

治療について

「肩の痛い」症状の治療には以下のような方法があります。

①薬物療法

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やコルチコステロイド等の薬物が処方され、痛みや炎症を抑えます。

②注射療法

ステロイド注射やヒアルロン酸注射等があり、直接患部に薬物を注入します。これにより痛みが緩和され、肩の機能が改善します。

③リハビリ

物理療法や運動療法等が行われ、肩の可動域を改善し、筋力を回復します。

④手術療法

骨折や腱の損傷等、他の治療法で改善しない場合は手術が必要な場合があります。

肩が痛い(ズキズキ、左だけ/右だけ)時の対処法

冷やして安静にする

痛みに加えて熱感がある場合には、急性の炎症を起こしている可能性が高くなります。冷やしタオルや氷嚢などで、痛みのある部分を冷やしてください。 炎症がある場合は、温めることで血行が良くなり、症状が悪化するおそれがあります。できる限り安静に努め、長風呂や激しい運動、飲酒などは避けましょう。

温めて適度に動かす

痛みに加えて熱感がある場合には、急性の炎症を起こしている可能性が高くなります。冷やしタオルや氷嚢などで、痛みのある部分を冷やしてください。 炎症がある場合は、温めることで血行が良くなり、症状が悪化するおそれがあります。できる限り安静に努め、長風呂や激しい運動、飲酒などは避けましょう。

肩の痛みへの、ご自身でできる対処法についてご紹介しました。ただ、先述のように何らかの疾患が原因になっていることもありますので、痛みが続く、ケアをして引いても再発するという場合には、お早めにご相談ください。

肩が痛いとお悩みの方は
当院へご相談ください

肩が痛いとお悩みの方は当院へご相談ください肩の痛みは、さまざまな原因により引き起こされます。
そのため、適切な治療を受けるためには、まずは症状の原因を正しく診断することが重要です。
また、症状が続く場合は早急にご相談ください。