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膝に力が入らないのはなぜ起こる?整形外科疾患の可能性!?

スタッフブログ

膝に力が入らないという症状は、日常生活において非常に不便です。実際に私自身も膝が痛み、力が入らないこともあったため、なんでこんな感じになるのだろうと不思議に思っていました。

整形外科に行ったことで、私は半月板損傷という診断を受け、リハビリのみでなんとかなるということでしたので、リハビリに通いながら、急に膝に力が入らなくなる感覚に襲われて怖かったなという実体験を基に、このような感覚になるような整形外科疾患は他にもあるのかなと思い、調べましたので、皆さんに共有させて頂ければと思います。

実際に、この症状が現れる原因となる整形外科疾患には、さまざまなものがあるようです。以下では、その疾患の中でもよく見られるものについて、書かせて頂きます。

変形性膝関節症(OA)

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨が摩耗し、膝の骨同士が直接接触する状態です。年齢とともに進行するため、高齢者によく見られます。膝の動きが制限され、痛みや不安定感を引き起こします。適切な運動や体重管理、痛みの管理が重要です。

半月板損傷

半月板は、膝関節内でクッションの役割を果たします。急な動きや膝への直接的な衝撃によって損傷することがあります。この損傷は膝の可動域を制限し、痛みや不安定感を引き起こします。運動療法や場合によっては手術が必要な場合もあります。

膝関節炎

膝関節炎は、膝関節の軟骨が摩耗し、炎症が起こる慢性的な疾患です。年齢ともに進行し、徐々に膝の動きを制限します。痛みや腫れ、朝の硬さなどが特徴です。運動療法(リハビリ)や温熱療法、痛みの薬などが治療法として用いられます。時には軟骨保護剤や関節内注射が行われることもあります。

前十字靭帯損傷

前十字靭帯は、膝の前方に位置し、膝の安定性を保つ役割があります。スポーツ中や転倒などの外力によって損傷することがあります。損傷すると、膝に不安定感や痛みを引き起こします。リハビリテーションや場合によっては手術が必要な場合もあります。

膝蓋軟骨損傷

膝蓋軟骨損傷は、膝の前方に位置する膝蓋骨の軟骨に損傷が生じる疾患です。膝を曲げたり伸ばしたりする際に痛みや不安定感を感じることがあります。適切なリハビリテーションや痛みの管理が重要となるようです。

外側側副靭帯損傷

外側側副靭帯は、膝の外側の安定性を維持します。急な外側への動きや膝への外傷によって損傷することがあります。その結果、膝に力を入れる時に外側への過度の動きや不安定感が有るようです。治療には適切な安静やリハビリテーションが必要と言われています。

 

これらの疾患はあくまでよくある疾患として出てきたもので、他にもここに書いていない疾患もあるかと思います。ここに書いた疾患だけでもそれぞれ異なる治療法がありますが、一般的にはリハビリテーションや運動療法が重要です。また、症状が持続する場合は専門医の診断を受け、適切な治療法を選択することが大切です!

                        (運動療法のイメージ図)